私は嘘をつくことが下手です。
嘘をついても顔にでてしまうのです。
絵においても同じで、常にそのとき
本当に自分が興味を持っているものを
描かないと、その歪んだ意図が
露骨に表れ、たちまち印象の悪いものが
できあがってしまいます。
今回のスケッチは「上手そうに」描こう
として失敗した典型例です。この土日、
海老名の教室は公民館まつりという
展示に参加するので、“それ向け”の絵を
描こうと考えたのが間違いの元。
私より上手な生徒さんが多くなり、威厳を
保つため(!)、簡単で得意なスイレンを、
それもコントラストの強い模様の入った
絵にまとめにくい葉の種を選び、水面も
何とかするという、過剰で技巧的な構想。
しかし志の歪んだ絵の印象が良くなること
なく、盛りだくさんをまとめきれずに撃沈。
やむなく展示会には昔のスケッチを・・・。 |
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